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五十肩とはどんなもの?

これってもしかして五十肩?

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五十肩(四十肩)の病名は「肩関節周囲炎」といいます。
一般的に40代で罹るものを四十肩、50代以降に罹患すると五十肩と呼ばれますが、いずれも同じものです。

 

主に40代以降に、肩関節の周りに炎症が起きて痛み、腕の動きが制限されます。
40代〜50代の人のうち、2割ほどが罹るのではないかと言われています。

 

症状としては、ある日突然肩周辺が痛み、腕が思うように上がらなくなります。
腕を動かそうとした時に、ある程度の位置に来ると肩が引っかかり動かせなくなりますので、明らかに単なる肩コリや筋肉痛などとは異なるものです。

 

一般的には発症後1ヶ月くらいの間に強い痛みがあり、その後痛みは徐々に改善されていきますが、その一方で肩周辺の軟部組織が癒着していき動かしにくくなっていきます。
痛みと肩関節の可動域が制限されて動かしにくくなる症状は、およそ1〜2年ほど続く場合がありますが、いずれ症状が軽くなり治癒に向かいます。

 

五十肩は現代人に限らず昔からある病気で、人種、性別に関わらず罹るものです。
英語では frozen shoulder(フローズンショルダー・凍った肩)といいます。
まさしく凍ったように肩が動かしにくい状態となるのが特徴です。

 

鎌倉時代から江戸時代くらいは現代よりもずっと寿命が短く人生五十年と言われ、50代ともなると長生きであるので、五十肩は「長命病」とも呼ばれました。

 

痛みの程度は個人差がありますが、五十肩が重症化すると、腕が動かないことに加えて、激しい痛みのために夜眠れなくなるなど、日常生活を送ることが困難になる大変つらい病気です。

 

通常片方の肩が罹るものですが、利き腕に関係なく、まれに両肩同時になることもあります。
ただし五十肩にかかった部位は、治ってしまえば二度とかかることはありません。

 

五十肩と四十肩?違いは何?

 

四十肩と五十肩の違いは何かというと、病名はどちらも「肩関節周囲炎」であり、同じものです。

 

40代で発症するか、50代で発症するかの違いで、四十肩、もしくは五十肩と呼ばれます。
40代の人に「五十肩」と言うのはちょっと気が引ける…ということで「四十肩」と呼ばれるのです。

 

 


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