五十肩の原因
実は五十肩の原因は解明されていません。
明らかな原因がなく、50歳代を中心とした中年以降に、肩関節周囲の痛みと運動障害を起こすものを五十肩といいます。
主に40〜50代になると症状が現れることから40肩、50肩などと呼ばれ、ある程度の年代になると誰でも掛かり得る病気です。
腕を前後左右に動かしたり、スムーズに回転させるために、肩関節の中は、とても複雑な構造になっています。
腕と肩を繋げるための靭帯がありますが、靭帯は腱によって繋がっています。
肩の骨と骨の間には腱板が挟まれていますが、腕を動かすたびに摩擦されます。
腱板は扁平な形状でコラーゲン繊維でできており、引っ張る力に対しては強いのですが、血管やリンパ管が少なく、加齢とともに脆くなって行きます。
人間は直立歩行であることから、肩には常に腕の重みがかかっています。
腕の重さは片方で平均的に女性で5kg、男性で6kgほどもあります。
この重みが負担となり炎症や損傷が起こりやすく、日常生活での肩関節や筋肉の酷使や、加齢による老化とともに痛みとなって現れるのが五十肩であると考えられています。
ただし、五十肩になるのはひとつの肩に一度きりで、一度かかると二度とかからないとされています。
勝手に治るものと放置している人も多いと考えられます。
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